フンコロガシの詩

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野戦病院

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 このところ親父の失禁激しく、毎日の洗濯物が膨大な量だ。写真は1日に出る洗濯物である。2〜3回は洗濯機を回すので、以前より1時間早く実家へ帰るようにしている。ということは4時には家を出なくちゃならないので、自宅でのヤボ用をやっつけると自分の時間なんか全然ねぇよ!
 先日はケアマネから「朝、ヘルパーが訪問したらいたるところに便が散ってましたが、デイに行くための準備に手を取られたのでそのままにしてあります」という電話がっ。
「うぐッ、すぐに行って掃除しないと!」と焦ったのだが、続けて「空き時間を見つけてヘルパーが掃除にうかがおうと思います。時間外となりますので、点数が加算されますがよろしいでしょうか?」との提案アリ。
 もちろん、「よろしくお願いします〜」と電話のコチラ側で平身低頭になって依頼する。とはいえ、すべて他人任せも悪いので自分でも手伝うつもりで、この日は外出のヤボ用を早々に切り上げ実家に向かうも、どうやらヘルパーさんが飛び散った糞を拭いて下さった直後らしく確かにいたるところが少し濡れていた。ひたすら感謝である。
 それにしても部屋中が臭い! 何とかごまかそうと慌てて線香を焚きまくるが、臭いが混じって何とも気持ち悪くなってきた。その上、ダウニーを使って汚れもんの洗濯もしなくちゃならず、ほとんど口で息をしないとやってらんねぇ。
 こんな調子で連日ひたすら洗濯しなくてはならず、布団はすべてアクリル毛布にした。冬でもどうせ親父はエアコンの温度設定33℃なので、3枚重ねれば問題なし! 
 以前は布団をクリーニングに出したり、汚れたところだけを部分洗いしてドライヤーで乾かしたりしていたが、今や洗濯機でガンガン洗えるのでストレスも軽減。失禁した寝具の扱いに悩んでいる方に、マジでオススメしますぜ。
 物干部屋にアクリル毛布が何枚も下がっている眺めは、まるで野戦病院の如し。野戦病院を舞台にした名作映画といえば『イングリッシュ・ペイシェント』だが、私の好みはアルトマンの『M★A★S★H』である。こんなことだから一生モテとは無縁なんだろうな。
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by kuroshiba2007T | 2013-06-16 23:11 | 生活の知恵 | Comments(0)

でくのぼー

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 この絵手紙は親父がデイサービスで描いたものだ。ったく、やってくれるよな〜。何を意図してるのか、全然分からん。イカ人間? 変わったキノコ? 腹踊り? 水泳パンツらしきモノを着用しているのが、これまた「昔は水泳選手だったんだから」と誇示しているようでムカつくよな。ぜひとも、しりあがり寿先生にご覧に入れたいものである。
 私のほうはといえば、相変わらず吐き気やら頭痛やらのオンパレード。介護を長く続けていると、「自分の人生もうどうでもいいや。どうせ長生きしたって、いいことなんて何もなし!」と思いっきり投げやりになるものの、サスガに今のところはやらなくちゃならないことが多々あり、たまに病院で検査もする。
 胃カメラを飲めば「問題ありませんよ、食道もすごくキレイですね」と医師から褒められ、「じゃ、この気持ち悪さの原因は何なんだ、またストレスかよ!」とやり場の無い怒りがフツフツと沸くばかり。
 片頭痛もヒドいので小さい脳梗塞でも起こしてるんじゃないかと、頭痛外来で有名な病院で診てもらった。
 脳の撮影前には「この年齢の人だと、自覚症状がなくてもごく小さい脳梗塞はあるもんですよ」と、それなりに著名な医師から脅され覚悟はしていたのだが、結果は予想に反して問題なし!
 ただし頭を横から撮った写真を見ると、通常はカーブを描いている首の骨がバカみたいに真っ直ぐで笑っちゃうほどである。思わず「でくのぼー」という言葉が頭に浮かぶ。
 地方の伝統的な人形芝居を紹介する記事や番組でよく目にする、わら苞にブスブス刺してある木偶人形の頭をご存知だろうか。文楽や人形浄瑠璃ほどには洗練されていない、無骨な野性味あふれる面差しは好もしいものだが、わら苞からトートツに突き出た首は単なる棒でその表情との対比は何とも間抜けだ。
 本来「木偶の坊」の“坊”は棒の意味ではないのだが、役立ずなクズ人間の私の有り様と真っ直ぐな首のフォルムが妙にシンクロして「でくのぼー」という言葉が浮かんだのだ。
 ちなみに私のような首は「ストレートネック」と言って、最近増えているらしい。パソコンやスマホに向かっている時間が長いと、だんだん変型してくるとのこと。首から頭蓋骨を覆う筋肉がいつも緊張状態なので、頭痛の原因にもなる。
 だけどな、私の頭痛の原因は首の変型だけじゃないと思うぜ、きっと。
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by kuroshiba2007T | 2013-06-01 03:33 | ムカッパラ | Comments(2)