フンコロガシの詩

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ぬかみそが腐る

 その昔は歌がヘタなことを、こう言ったもんだ。だがこんな言葉を知ってるのも、もうトシ食った連中だけだろう。ぬかみそ漬けるにしても今は冷蔵庫で保存するから、毎日手入れしなくても腐らないしな。
 しかーし! 実家のぬかみそは良く腐る。理由は私が漬けておいたのを親父がすぐに掘り起こしてムチャクチャに刻み、グチャグチャにしたぬかみその上に放かすからである。いくら冷蔵庫の中に入れてあっても、まだ塩が効いていないナマの切った野菜が空気に触れれば、ネチャネチャした不気味な白いモノが周りにへばりついて悪臭を放つのは目に見えている。茄子の漬物なんて、色よく仕上がるようにミョウバンをまぶしつけてから漬けてるんだがな。次の日に確認すると、茶色じみた灰色に変色して、ぬかみその上に鎮座している。
 腐ったぬか漬けを食われて腹を壊すとマズイので、見つけると捨て新たに漬けるのだが、それも次の日まで持つかどうか……。手間をかけてもわざわざ捨てるために漬けるようなもんで、何とも虚しい。
 食べ物を捨てるのがキライなタチなので、冷蔵庫のぬかみそを入れてある段にはA4の紙を横に2枚繋いで「ぬかみそが腐るので、絶対に触らない!」と大きく書いてノレンのようにして貼ってあるのだが、もちろん一切の効果なし!
 当の本人はそんなことお構いなしで、今日も大昔の歌謡曲らしきものを歌っている。もしかして、歌声の異常波動でぬかみそが腐ってるんじゃないだろうな。
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by kuroshiba2007T | 2010-08-30 01:54 | ムカッパラ | Comments(0)

『婦人公論』

 相変わらず膠着状態が続いている詐欺投資会社「ベストパートナー」問題。1月に強制捜査はされたものの、神崎社長の逮捕はまだ先のようだ。
 だが、捜査のニュースのおかげでネットにもチラホラと情報が出るようになり、他の被害者の方々と知り合うことができた。
 逮捕を見込んだテレビや新聞の取材も受け、被害者と会って話して分かったのは、まだまだ私の知らないことがいっぱいあるということ。
 被害総額はせいぜい50億程度だと思っていたのだが、何と100億円を超えるらしい。そして被害者数は1,000人以上とも。
 家族離散、自宅を手放してホームレスになった人、精神に異常をきたした人、果ては自殺した人もいるという。そんな状況にも関わらず、神崎は脈のありそうな出資者の家を回って「リーマン・ショックで世界的に株価が下がり、本当に苦しい状態です。少しでいいので貸していただければ、必ず増やしてお返しします」と涙ながらに訴えているそうだ。こんなことは神崎にとってはお茶の子さいさいだろう。何しろ、根っからの詐欺師だからな。そんな神崎にまたも騙されて、お金を貸す人もいるというから驚いちゃうよなぁ。その際、逮捕されたときに減刑されるよう、嘆願書に一筆書いてもらうことも忘れないというから、盗人猛々しいとはまさにこのこと。
 そんないきさつを黒柳徹子が表紙の『婦人公論』8/22号に「こうして父は、全財産5400万円をつぎ込んだ」と題して書かせていただいた。ご興味ある方は、ご一読を。
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by kuroshiba2007T | 2010-08-19 19:17 | | Comments(2)