フンコロガシの詩

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家庭裁判所にて

 銀行口座の名義書き換えをようやく終えたので、「コウケンニン○○○○(私の名前)」名義のキャッシュカードが次々と届く。これで、親父の口座から生活費を下ろすことが可能になり、私の寒過ぎる貯金から捻出しなくても良くなった。思わず、嬉しさで涙と鼻水が滲む。まぁ季節柄、花粉の影響もあるだろうが。
 親父は金遣いが荒い。というか何も考えることなくデパ地下で買い物するので、食費がトンデもなく高額だ。先日もゴミ箱に立派な小振りのパッケージが捨ててあり、よく見ればクソ高いブランドもののお茶の箱。私なんか、新茶を買うのでさえ、矯めつ眇めつ赤札堂の売り場を往復すること数回だぜ。くくくくく……。

 思い起こせばクソ暑い8月、家庭裁判所に後見人申請のため、書記官の面接に出向いたときのこと。霞ヶ関に行くのだからと、流れ落ちる汗をモノともせず、ワンピース+ジャケットという私としてはキチンとした格好で行ったよ。“人は見かけだから”な。さすがに入口も立派で、天井が高い。が、建物内に入った私の目に入ったものは……だだっ広いロビーをかけずり回る子供たちとソファを占領して長々と寝そべっているオヤジ、Tシャツとローライズデニムの隙間にビッシリ刺青の入った肌を隠すことなく、堂々と誇示しながらウロつくギャルとメンエグ男のカップルなど、ロウワーな方々の姿だった。
 考えてみれば家庭裁判所なんだから、何らかの用事があって来ているのは問題抱えている輩ばかりなんだよな……。
 私の社会認識の甘さを思い知らされた、夏の日の出来事だった。
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by kuroshiba2007T | 2009-03-20 12:16 | | Comments(0)