フンコロガシの詩

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法事は燕尾服で

 昨日は母の十三回忌だった。
 親父を着替えさせたりタクシーに乗せたりしなきゃならないので、早起きして実家へ帰る。そして玄関を開けて目に入ってきたのは……何と燕尾服! ただでさえ睡眠不足だというのに、そんなもの見せられた日にゃ貧血を起こして倒れそうだったぜ、まったく。
 ちなみに軽く説明しておくと、親父が寝ている部屋は狭いので、着替え一式は玄関においたハンガーラックに揃えてある。そしてその燕尾服は、親父が歌手時代に舞台で着用していたものだ。50年ぐらい前のもので、もちろんカビも生えている。80年代初頭のニューウェイヴ時代には、私もファッション関係のパーティで着ようかと思ったこともある代物だ。実際には着てないがな。しかしこんなもの、どこにしまってあったんだろ。全然知らないぞ。夜のうちに探したんだろうか。
 たぶん、親父の頭の中はこうだ。明日は法事(もちろん前日に、アニマル浜口道場式にいたるところに貼紙をしておいた)→喪服を出しておいたほうが→いつもは使ってない洋服ダンスを探す→そうだ、黒いのでお気に入りの燕尾服を着ていこう。
 いっそのことそれを着せて寺に行き、窮状を坊主に訴えるというテもあったが、私のあまりの非常識ぶりが問題になると困るので、ちゃんとした喪服用黒スーツを着せたが。

 DEVO化すると、楽しかった時代の記憶ばかりが強烈に甦るようだな、人間って。
 それを考えると、私の黄金時代っていつなんだろうか? うう、人生良かったときって全然思い出せないのだが。 
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by kuroshiba2007T | 2008-01-13 01:19 | ムカッパラ | Comments(4)

退部届け

 今日の昼、地下鉄を降りてしばらく通路を歩いていたら、携帯に留守電メッセージありのお知らせがっ。こういう場合、だいたいロクなこたぁない。チェックすると、デイサービスから「ちょっとお電話いただきたい」由。ほら見ろ、だから電話はキライなんだよ。
 山手線のホームで先方に電話を入れると、「お父様が退部届けを出されたんですが、ご存知ですか?」と来た。何だよ、退部届けって。デイサービスをサークル活動と思ってるんだろうか。とりあえず、この件の返答は保留にする。ほぼ失業状態の私にとって、今日は大変有り難き打ち合わせがあり、そのために外出中の出来事だった。
 ここでまた、腹立ちまぎれの買い物情報を。打ち合わせ先の近くにあるブランド・リサイクルショップでプラダのモーブ色のパンプスを購入した。未使用品だが2年落ち&セールなので、価格は日本製の平均的なモノと同じくらいだったし。網代みたいになっている燻しゴールドの金属ヒールがお気に入りだ。しかし不満を買い物で解消するって、ヤバいパターンだよな〜。

 打ち合わせ&買い物を終えて速攻で実家へ帰り、「一体、どういうつもりなんだ?」と親父に問うたところ、「あそこはサービスが悪いので、もう行かない」と言う。
 今、デイサービスは2カ所に通っているのだが、もうひとつのところはこぢんまりした規模で音楽療法を取り入れており、昔オペラ歌手→売れなかったので祖父のコネで高校教師というダメ人間のキャリアを持つ親父は、利用者代表で歌ったりして何やかやとちやほやされ居心地がいいらしい。一方、退部届けを出したほうは割と大きなところで介護療法士がおりトレーニングマシンなども各種揃え、体力低下を防ぐ運動と脳を鍛える系のドリルが中心。要するに“努力”や“お勉強”がイヤな訳だ。これまた自分を見ているようで、本当に気が滅入る。
 その件に加え、デイサービスより「臀部に潰瘍のようなものがあり、出血もしてるので病院で見てもらってください」とのお達しもあり、近くの皮膚科へ連れて行く。とうとう床擦れが始まったか……と怯えたが、患部を見た医師は「水虫ですかね?」と予想外のことを言う。細胞を採って顕微鏡で確かめたところ、単に乾燥して掻いたところが肌荒れになったらしいが、リハパンに染みた糞尿が皮膚を刺激していることは間違いない。何か解決法が見つかるといいのだが……。
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by kuroshiba2007T | 2008-01-10 01:05 | ムカッパラ | Comments(3)

クレージーキャッツのネタはウソだ!

 このネタ、若い人には分からないだろうがとりあえず。
 40年ほど前にオンエアされていた『シャボン玉ホリデー』で、ヨイヨイになって寝込んでいる父親(ハナ肇)に娘(ザ・ピーナッツのどっちか)がお粥を持っていく、というシーンが毎回のごとくオンエアされていた。そこでの会話はこうである。
「おとっつあん、お粥ができたわよ」
「いつもすまねえな」
「それは言わない約束でしょ」
 この後に植木等が出てきて何か言い、全員でズッコケるとかそういうものだったと思うのだが、そのオチはどうでもいい。私が問題にしたいのはこの親娘の会話である。
 要介護ぐらいにもなるとDEVO化が進んでいるので、感謝の念なんて全然ないぞ。だって幼児が世話してくれる親に感謝するはずないもんな。
 今日も正月用に作っておいた雑煮のすまし汁をドッと捨てた。せっかくなのでおめでたい色合いのものを、と探した京人参の鮮やかな赤が生ゴミ入れの中で虚しい。
 先日も夕食の支度をしていたら親父がふらりと出かけてしまい、しばらく帰ってこないことがあった。戻ったと思ったら、食卓に並べたおかずを無視してコンビニで買ってきたウインナ−1袋一気喰い。昼は牛丼ギョク付きだしな。こんな食生活で血糖値や血圧は全然問題ないんだから不思議だ。
 去年よりはマシなものの、これじゃ今年も思いやられるなぁ。
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by kuroshiba2007T | 2008-01-05 00:34 | ムカッパラ | Comments(4)