フンコロガシの詩

カテゴリ:ムカッパラ( 45 )

でくのぼー

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 この絵手紙は親父がデイサービスで描いたものだ。ったく、やってくれるよな〜。何を意図してるのか、全然分からん。イカ人間? 変わったキノコ? 腹踊り? 水泳パンツらしきモノを着用しているのが、これまた「昔は水泳選手だったんだから」と誇示しているようでムカつくよな。ぜひとも、しりあがり寿先生にご覧に入れたいものである。
 私のほうはといえば、相変わらず吐き気やら頭痛やらのオンパレード。介護を長く続けていると、「自分の人生もうどうでもいいや。どうせ長生きしたって、いいことなんて何もなし!」と思いっきり投げやりになるものの、サスガに今のところはやらなくちゃならないことが多々あり、たまに病院で検査もする。
 胃カメラを飲めば「問題ありませんよ、食道もすごくキレイですね」と医師から褒められ、「じゃ、この気持ち悪さの原因は何なんだ、またストレスかよ!」とやり場の無い怒りがフツフツと沸くばかり。
 片頭痛もヒドいので小さい脳梗塞でも起こしてるんじゃないかと、頭痛外来で有名な病院で診てもらった。
 脳の撮影前には「この年齢の人だと、自覚症状がなくてもごく小さい脳梗塞はあるもんですよ」と、それなりに著名な医師から脅され覚悟はしていたのだが、結果は予想に反して問題なし!
 ただし頭を横から撮った写真を見ると、通常はカーブを描いている首の骨がバカみたいに真っ直ぐで笑っちゃうほどである。思わず「でくのぼー」という言葉が頭に浮かぶ。
 地方の伝統的な人形芝居を紹介する記事や番組でよく目にする、わら苞にブスブス刺してある木偶人形の頭をご存知だろうか。文楽や人形浄瑠璃ほどには洗練されていない、無骨な野性味あふれる面差しは好もしいものだが、わら苞からトートツに突き出た首は単なる棒でその表情との対比は何とも間抜けだ。
 本来「木偶の坊」の“坊”は棒の意味ではないのだが、役立ずなクズ人間の私の有り様と真っ直ぐな首のフォルムが妙にシンクロして「でくのぼー」という言葉が浮かんだのだ。
 ちなみに私のような首は「ストレートネック」と言って、最近増えているらしい。パソコンやスマホに向かっている時間が長いと、だんだん変型してくるとのこと。首から頭蓋骨を覆う筋肉がいつも緊張状態なので、頭痛の原因にもなる。
 だけどな、私の頭痛の原因は首の変型だけじゃないと思うぜ、きっと。
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by kuroshiba2007T | 2013-06-01 03:33 | ムカッパラ | Comments(2)

アイドル歌手志望

 もう半年ほど前の話なのだが、親父がテレビの画面に向かって「ナイッ!」とツッコミを入れていることがよくあった。
 かなりマジなので一体何なんだろ?と思い画面を見てみれば、KAT-TUN亀梨が出演している午後の紅茶のCM。「無糖なのでオニギリにもよく合う」というキャンペーンで、亀梨が「コレってアリ!」とか何とか言うヤツである。それにいちいち反応して叫んでいたワケだ。
 親父はテレビの歌番組が好きである。私は自宅ではまず見ないが、実家では介護をしながら横目で見ることが多く社会勉強させてもらっております。といっても出演者の顔ぶれはだいたい同じで、目下お気に入りの東京女子流は見たことないぜ、残念!
 ちなみに親父は歌番組を見ながら、張り合うように大声で昔の歌謡曲を歌詞なしのメロディだけで歌う。コチラはその横で洗濯物たたんだり調理したりと家事に追われてるのだが、テレビの大音響+親父の歌声がうるさくってたまらん。もう耳栓買ってこようかと思うくらいだ。
 自分が歌っていないときは、親父は気になる出演者を食い入るように見る。こないだも、Hey Say山田涼介やN.Y.C.中山優馬のソロ曲タイムに身を乗り出して見てたしな。
 そうなのだ、冒頭の亀ネタもしかり、どうやら親父は男性アイドルに反応しているようなのである。
 人さまから「昔のご職業は?」と聞かれると、教師だったクセに「オペラ歌手!」と吹かす親父だが、本当になりたかった職業は実はアイドル歌手じゃないかと思われるフシがある。いつも歌ってるのは歌謡曲ばかりだし。
 これまた古過ぎる話でご存知の方もほとんどおられないだろうが、田谷力三というテノール歌手がその昔よくテレビに出ていた。親父が師事していた原信子とともに浅草オペラで活躍していた歌手で、晩年も『夕やけニャンニャン』なんかで審査員をしていたハズ。
 その田谷力三がテレビに出て歌っていると親父は「これはオペラの唱法でなく、オペレッタ風で品がない」とか何とか言って、さんざののしっていたのだが、想像するだに自分もああいうふうになりたくてやっかんでたんじゃなかろうか。聞くところによると、田谷力三は少年時代に三越少年音楽隊に入っており今でいうアイドル歌手的な扱いもされていたようだし、東八郎や萩本欽一なんかも弟子だったらしい。
 しかしな、今さら親父がアイドル歌手志望だったと気づかされるのって、どうなのよ?
 
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by kuroshiba2007T | 2013-02-14 22:39 | ムカッパラ | Comments(0)

ダウニー地獄

 10年ほど前にダウニーが話題になった頃、とりあえず新製品はチェックしたいクチなので、ドラッグストアで匂いを嗅いでみた。
「げげえッ、便所の香水やんけ!」
 そんな第一印象を持ったもんだから、ダウニーはずっと敵視していた。
 香りモノはオーガニックでないと受け付けない、なんて気取ったことはいわないが、安っぽい合成香料が苦手だ。本当に頭が痛くなる。
 
 そんなある日、ヘルパーさんとの連絡ノートを見たら「ダウニーを買ってください」とのご宣託が!
 洗濯洗剤も色物漂白剤もトコトン脱臭タイプのを選んでるんだがな、糞尿の染み付いたシーツや服を洗うのにはパワー不足らしい。確かに私もそれは痛感していたんだが、よりによってダウニーを買うはめになるとは(泣)。
 仕方ないので“オレの百貨店”(あるサイトではDQNの集客場と書いてあった。確かにな)ドンキホーテで涙目になりながらダウニーを探した。
 売場を見てみれば、何とものすごい種類があった。パッケージも毒々しいメキシコやベトナムやらのシリーズもあり、それぞれにキッツそうな香りの商品が揃っている。ダウニーを無かったこととして過ごしていたうちに、バリエーションが増えていたらしい。
 試し嗅ぎして偏頭痛を誘発すると大変なので、とりあえず一番良く見るタイプの大きいサイズと入れ替え用を3つほど購入。これがパッケージされているのにも関わらず、自宅に置いておいたら部屋に匂いが漏れて迷惑千万である。
 ちなみにダウニーの匂いがキライな人っていないのか?と思ってググッてみたら、やっぱりあるわ、「YAHOO!知恵袋」に。「会社で隣の人がダウニーの匂いがするので、頭痛と吐き気がします。どうしたらいいですか?」という質問と、それに賛同してアドバイスする人々の答えが。自分が孤独だと悩んでる人は「YAHOO!知恵袋」を読むといい。身の回りにはいなくても、世の中同じ考えの人っているんだな、と確認できるから。

 親父は何度直してもクーラーの設定温度を18℃にする。この夏はことのほか暑いが、それにしてもどうかしてるだろ。買い物を済ませて実家に入るとゾゾ〜ッとする。そして洗濯をすれば、ダウニーの匂い。卵の殻を捨てるためにゴミ箱を開ければ、糞尿の染み付いたリハパンの匂い。部屋にこもっている卵を焼いた匂い。それらが渾然一体となって押し寄せる。
 洗濯物を干すために2階に上がれば、ガラス窓から陽射しがさんさんと降り注ぐ室内は38℃はあるだろう。その中でダウニーの匂いをまき散らしながら洗濯物を干していると、汗が吹き出してくる。
「ああ、これが更年期のホットフラッシュってヤツだな」と納得するものの、理由はそれだけではないような気も。何しろ、18℃と38℃の部屋を行ったり来たりしてるからな。

 介護タイムを終えて自宅に戻れば、これまた大急ぎで夕食の支度だ。洗濯物を干すだけで指先にガッツリ染み付いたダウニーの匂いを気にしつつ、クーラーの冷気が届かない暑い台所でシャカリキにみじん切りやら煮物、炒め物をするので、またまた汗だくである。しじゅう眩暈がするのも、仕方あるまい。
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by kuroshiba2007T | 2012-09-13 18:27 | ムカッパラ | Comments(0)

ヘビ老人

 思い起こせば楳図かずおにハマッたのは、小学生時代にリアルタイムで読んだ『ママがこわい』からである。今でも鮮烈に思い出せるのが、母親に成り済ましたヘビ女が生卵をググゥ〜ッと丸呑みして、「う……うまい」というシーンだ。首のシワといい、裂けた口といい何とも不気味で怖かった。

 実家に帰ると、まずすることは洗濯と食器洗いだ。ヘルパーさんが朝、キチンと洗ってくれた食器も、親父は使ってそのまま水洗いなので汚れが付着しており、食中毒予防のためにも洗い直さなければならない。
 そんな日々、シンクの片隅に目をやれば卵の殻が2〜3個転がっている。デイサービスから帰って、一気喰いしたらしい。
「うう、ヘビ老人……」。
 幼少時のトラウマで楳図脳になっているせいか、発想はすぐにそこに行き着く。
 当の本人である親父といえば、鼾をかいてベッドで寝ている。元々、青大将の田中邦衛系とでもいえばいいのか、目鼻立ちのハッキリしない輪郭もグズグズの顔立ちの上にトシ取ればタルミも更に進行するので、その姿はヘビ老人の抜け殻のようにも見える。昔からよく似た親子だといわれ、その度に「ブサイクなのはガキの頃から分かってらい!」とイライラしていたのだが、親父の寝顔を見ていると私もきっとヘビ婆になるんだろうな、と気の滅入ることなおさらである。
 朝は目玉焼きを食べ、オヤツに卵、たまに夕食にも卵焼きをご所望という調子なので、10個入りパックの卵もあっという間に無くなってしまう。老人の栄養失調が問題になっているが、親父に限ってはそんなこと絶対にないんだろうな。
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by kuroshiba2007T | 2012-09-11 00:07 | ムカッパラ | Comments(0)

見える人

 介護サービスを利用していると、定期的にケアマネ、ヘルパーさん、デイの担当者と会議を行う。内容はデイや家でどう過ごしているかの報告やサービス内容の希望など、まぁ相互確認といったところだ。
 先日、その会議があったので、親父のセクハラ事件がその後どうなったか、デイの担当者に聞いてみた。そうしたら、何とまだ続いているというではないか! さすがに、デイのほうでも他の利用者に被害が及ばないよう気をつけているので、触られるのはもっぱら職員らしい。それもポッチャリ系がお好みのようだ。
 しかしながら私は、呆れこそはすれ、もう驚かなかった。そればかりか、「さもありなん」と思ったのだ。 
 というのも、さる実力派のスピリチュアルな方、いわゆる「見える人」と久々にお会いしたときのこと。
「最近どう?」と聞かれたので、「親父の介護でクタクタですわ(大阪弁ふうに)」と答えたところ、「ちょっとお父さんの名前を見せて」と乞われて、ノートに書いて見せた。
 一瞥してから先方は「う〜ん、この話は言わないでおこう。男同士で話したほうがいいから」と言いよどんでいるので、ズバリ「セクハラですか?」と聞いてみた。
 案の定、そのとおりで、親父の名前の画数は「老後に色惚けの相」らしい。
 心配になったので「警察沙汰や裁判起こされたりとか、ありますかね?」と聞くと、「それはないので、放っておいても大丈夫」との答だった。
 もしかして、「モーニング娘。」や「藤岡弘、」のようにすればいいのかもしれないが、そのために今さら改名ってのもなと思い、何もしていないのが現状である。  
 試しに今度、デイサービス用の書類に親父の名前を書き込むとき、小さく「。」や「、」でも付けてみるかな。
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by kuroshiba2007T | 2012-02-17 17:26 | ムカッパラ | Comments(0)

ワイルドサイドを歩けば

 ぷち鬱でブログもしばし放置していたが、またぼちぼち始めるかと思い、親父がデイで書いてきた習字を公開する。
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 どうよ、コレ? デイで着替えた洗濯物を洗うかとカバンを開けてコレを見つけたときにゃ、「この期に及んでこうくるのかよ!」と怒りで思わず手がわなわなと震えたぜ。
「ネタだッ!」と思ったのも事実だがな。
 デイの習字はいくつかあるお手本の中から好きなものを選んで書くようだが、何も事欠いてコレを選ぶこたぁないだろ。っつーか、何故こんなお手本が? 誰かの詩や小説の一部なのか? デイの職員に確認しようと思いつつ、未だ出来ないでいる。
 もう20年ほど前、雑誌で「ロック名盤特集」の編集をしていた時の話だが、初校を見ていたらルー・リードの「ワイルドサイドを歩け」が誤植で「ワイルドサイドを歩けば」になっていたことがあった。
「ば」が付くだけで原曲のキャムプな雰囲気ぶちこわし、ワイルドとはほど遠い間抜けぶりがおおいに気に入ってネタにしていたのだが、それがよもや我が身に降り掛かるとはなぁ、トホホである。
 私の修行道はまだまだ続くようだな……。
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by kuroshiba2007T | 2012-01-30 00:40 | ムカッパラ | Comments(0)

猫のエサ

 今年の元旦も、いつもどおりに母の墓参りをしてから実家へ帰る。洗濯と庭掃除を済ませ、親父に肺気腫の薬を飲ませ、とバタバタしていたのだが、夕食の世話をしようとテーブルの上を見ると親父が買ってきたと思しき缶詰が数個。
 サンマの蒲焼、サバの味噌煮、赤貝煮と何やら酒の肴ばかりが並んでいる。親父に「これ食べるのか?」と聞けば、「猫のエサだ」と言う。
 するってぇと何だい、猫ってのは酒屋の店先で立ち呑みしてるオッサンかい? これまた最近の食事情が反映してるのか、今ウチに通ってる猫は3匹ほどいるのだが、みんな野良猫とは思えないほどデブばかり。私が帰るのを待ち構えてやって来るくせに、近づくとフガーッと吠えるのでオスメスの確認はしていないが、何だかオッサン猫みたいな連中だ。
※そんな猫の様子をYouTubeにアップしました。ココココをクリック!
 缶詰を見ながら、私の脳内では通い猫たちがクダ巻きながら赤貝煮なぞをツマミに酒を呑んでる姿がリアルに浮かび上がる。これってヤバいか?
 ネズミ除けの意味もあってウチは代々、通い猫が途切れたことがないのだが、そのために缶詰の猫のエサは切らさないようにしておく。だが大晦日はお節や尿取りパッドなどのかさばる荷物を抱えていたので、猫のエサはまだ足りてるだろうと買わなかった。ちゃんとテーブルの上には猫缶も2個あったし。
 しかしな、親父は戦争に行ってる間以外はずうっと猫と関わってきたハズなのだが、猫がどんな生き物だか分からなくなってんだろうか。そういえば、先日はエサを置く皿にコーンフレークが山盛りになってたしな。む〜ん。
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by kuroshiba2007T | 2011-01-04 00:27 | ムカッパラ | Comments(0)

クルナ・コール

 夕方の5時半。今日もマディ・ウォーターズ「マニッシュ・ボーイ」のイントロを思わせるピアノリフが鳴り響く。思わず、ブルースハープの性急なフレーズをかぶせたくなるぜ! iPhoneをお持ちの方ならお分かりだろうが、携帯に内蔵されている電話の着信音である。どんなカンジなんかいな?と思われる方は、今オンエアされているH&MのメンズコレクションのCFをご覧あれ。曲はエリカ・バドゥによるカヴァーなのだが、ま、あんなもんである。
 電話の主は親父だ。私はい〜かげんな性格なので、着信音もすべて最初に設定されているマリンバのままだ。だが唯一、親父からの電話はすぐに分かるように、ピアノリフに変えた。ま、ブルースな気分にしたかったのでね。
 内容は「今日はオカズがあるから帰って来なくていい」と、いつも通りだ。しかしな、そのオカズだって私が買ってきたものであるからして。
 そして、親父の言葉を決して真に受けてはいけない。最近のブームは天ぷらなので、切らすことのないよう私がコープで購入してきた天ぷらセットは常に冷蔵庫に入っている。だが親父はそれをすっかり忘れて、デパ地下で「天一」のお持ち帰りを買ってきたりするからな。ちなみに天一の海老天って1本で600円くらいするんだぜ。ちまちま買っただけで、すぐに3,000円超(泣)。親父の手にかかると、それをまとめて何回もチンするもんだから、もうカッチカチで食べられたもんじゃない。結局ポイするはめになり、ったく金をドブに捨てるようなもんである。そんなことをされてはたまらないので、夕食の用意は私がしなくちゃいけない。
 何者にもわずらわされずに自由気ままに食事をしたいんだろうが、親父のクルナ(来るな)・コールにもめげず、相変わらず夕方のラッシュアワーに実家へ通う日々である。
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by kuroshiba2007T | 2010-11-07 00:29 | ムカッパラ | Comments(0)

ぬかみそが腐る

 その昔は歌がヘタなことを、こう言ったもんだ。だがこんな言葉を知ってるのも、もうトシ食った連中だけだろう。ぬかみそ漬けるにしても今は冷蔵庫で保存するから、毎日手入れしなくても腐らないしな。
 しかーし! 実家のぬかみそは良く腐る。理由は私が漬けておいたのを親父がすぐに掘り起こしてムチャクチャに刻み、グチャグチャにしたぬかみその上に放かすからである。いくら冷蔵庫の中に入れてあっても、まだ塩が効いていないナマの切った野菜が空気に触れれば、ネチャネチャした不気味な白いモノが周りにへばりついて悪臭を放つのは目に見えている。茄子の漬物なんて、色よく仕上がるようにミョウバンをまぶしつけてから漬けてるんだがな。次の日に確認すると、茶色じみた灰色に変色して、ぬかみその上に鎮座している。
 腐ったぬか漬けを食われて腹を壊すとマズイので、見つけると捨て新たに漬けるのだが、それも次の日まで持つかどうか……。手間をかけてもわざわざ捨てるために漬けるようなもんで、何とも虚しい。
 食べ物を捨てるのがキライなタチなので、冷蔵庫のぬかみそを入れてある段にはA4の紙を横に2枚繋いで「ぬかみそが腐るので、絶対に触らない!」と大きく書いてノレンのようにして貼ってあるのだが、もちろん一切の効果なし!
 当の本人はそんなことお構いなしで、今日も大昔の歌謡曲らしきものを歌っている。もしかして、歌声の異常波動でぬかみそが腐ってるんじゃないだろうな。
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by kuroshiba2007T | 2010-08-30 01:54 | ムカッパラ | Comments(0)

白玉ぜんざいのような味噌汁

 いつものように親父の夕食タイムに合わせて実家に帰る。
 デイサービスの着替えを洗濯しつつ、私が作っておいた味噌汁を温めるかと鍋の蓋を開ければ、目に入ってきたのはお玉が立ちそうなほどコッテリとした大量の味噌の中にポツポツと見え隠れする白いモノ。味噌と餡、色こそ違うがまるで白玉ぜんざいである。
 この白いモノの正体は、蓋を開ける前から臭いで分かっている。ニンニクだ!
 以前、親父がたま〜に作る味噌汁が山盛りの味噌でドロドロ、まるでぜんざいの如しというネタを書いたが、いつの間にやらヴァージョンアップしたらしい。っつーか、私の作ったものが気に入らなくて手を加えたんだけどな。
 この日は折しも老朽化したガスレンジを自分で取り替えようと、ビックカメラから重い思いをして新品をぶら下げて帰ったのだが、こうニンニクの臭いが部屋中に充満していたのではガス漏れしていても分かんねぇだろ。
 もちろん元栓は閉めての作業だが、念のために窓は全開、チェーンスモーカーの親父にも「作業中は絶対に煙草を吸わないでくれ」としつこく頼んでおいた。
 ガスレンジの交換は問題なく済んだが、ったく危ねーよ。

 しかしあの不気味な味噌汁、何時作るんだろと常々疑問に思っていた。
 ある日、夕食の支度を終えたので親父に「メシは?」と聞くと、「まだお腹が空かないから後で」と言う。
 これはチャンスだッと思い、帰るフリをして壁に隠れて観察したところ、私の姿が見えなくなった途端にニンニクを一玉剥いて、大量の味噌とともに私の作った味噌汁に投入しているところを発見。
 そうかい、余程私の味付けが気に入らないんだな。これでも料理のウデにはちょいと自信があったんだがなぁ。
 しかしそれはまあいい。こんなに塩分採ってたら、身体に何らかの影響があると思うぜ。
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by kuroshiba2007T | 2010-06-19 16:20 | ムカッパラ | Comments(2)