フンコロガシの詩

ツタの絡まる家

 この時期、実家を覆うツタが紅葉しており、まこと見事である。
 こう書くと、まるで歴史ある洋館に住んでいるように思われるかもしれないが、あにはからんや、築40年を超える木造のボロ家でしかない建物にツタが絡まるとエラいことに。風情なんてトンデもない、夏はちょっと放っておくとガタついた窓の隙間からズルズルと部屋の中にまで蔓の触手を延ばし、まるで生き物のようで気味悪いったらありゃしない。モルタルの間に根を張るので、まとめてベリッと剥がすと、ついでに外壁がボロッと落ちる。
 葉が落ちた冬が、これまたヒサン。クモの巣がかかったように蔓だけが巻き付くボロ家は、どう見ても廃屋だ。グーグル・ストリートビューが話題になったとき試しに実家を見てみたが、どうやら冬に撮影したらしく、あまりのヒドさにこれでよく近所の人に通報されないものだと思ったよ。
 だいたいこのツタ、誰も植えた憶えがない。いつの間にやら生えてきたものだ。地球温暖化と関係あるのか。その生命力ときたら、ハッキリ言って見習いたいものだが、そんなことも言ってられない。先日、外の塀にまで生い茂っているのでちょっと剥がしてみたところ、コンクリートの破片がボロボロと落ちてきた。よく見ると、ツタの根が入り込み、塀はヒビだらけだ。ツタを取り去ったら、決壊すること必至。しょうがないので、そのままにしておく。
 皆さ〜ん、身に覚えのないツタが家に絡まっていたら悪いことは言いません、早いうちに引っこ抜いてポイしてしまうことをオススメします。
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by kuroshiba2007T | 2008-12-08 00:18 | 生活の知恵 | Comments(0)
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