このネタ、若い人には分からないだろうがとりあえず。
40年ほど前にオンエアされていた『シャボン玉ホリデー』で、ヨイヨイになって寝込んでいる父親(ハナ肇)に娘(ザ・ピーナッツのどっちか)がお粥を持っていく、というシーンが毎回のごとくオンエアされていた。そこでの会話はこうである。
「おとっつあん、お粥ができたわよ」
「いつもすまねえな」
「それは言わない約束でしょ」
この後に植木等が出てきて何か言い、全員でズッコケるとかそういうものだったと思うのだが、そのオチはどうでもいい。私が問題にしたいのはこの親娘の会話である。
要介護ぐらいにもなるとDEVO化が進んでいるので、感謝の念なんて全然ないぞ。だって幼児が世話してくれる親に感謝するはずないもんな。
今日も正月用に作っておいた雑煮のすまし汁をドッと捨てた。せっかくなのでおめでたい色合いのものを、と探した京人参の鮮やかな赤が生ゴミ入れの中で虚しい。
先日も夕食の支度をしていたら親父がふらりと出かけてしまい、しばらく帰ってこないことがあった。戻ったと思ったら、食卓に並べたおかずを無視してコンビニで買ってきたウインナ−1袋一気喰い。昼は牛丼ギョク付きだしな。こんな食生活で血糖値や血圧は全然問題ないんだから不思議だ。
去年よりはマシなものの、これじゃ今年も思いやられるなぁ。